北海道博物館は、地元北海道の自然・歴史・文化を紹介する道立の総合博物館になります。北海道を紹介する最初の博物館として1971年に開拓記念館が開館したのを端緒に2015年には道立アイヌ研究センターも開館し、2つの道立施設を統合し現在に至ります。自然環境と住人とのかかわりや古来から連綿と続くアイヌ、本州からの開拓民の歴史などを調査研究し、資料収集や展示、イベントや各種事業などを展開しています。茶色のレンガが目をひくことから、別称「森のチャレンジ」をもち、1971年以降積み上げてきた研究や資料収集の成果を、幅広く公開してきました。

道民とともに歩み愛される存在であることを意識しながら、道民参加型のスタイルを実践し道内各地の博物館と連携し、地域活性化に取り組む存在です。また28名に上る研究員と学芸員をようする研究施設の側面も有しており、多様な専門的総合的研究の成果を活かし、将来の文化振興に積極的に関与していきます。さらに日本でもアイヌの歴史や有形・無形の文化に関する世界に誇るべき研究機関で、アイヌ文化の振興に寄与するとともに多分か共生社会の実現に向き合っていきます。
北海道のすべての人や自然・生物・大地と海が作り出し現在に残してくれた、ならではの文化・歴史・生物に関する遺産をすべての人にとってかけがえのない大切な宝物と認識し、未来永劫にわたり将来の世代にひきつぎ語り伝えることを通じて道民が北海道を知りほこりを確認する場であり続けることを目指してきました。周辺には森林公園が整備されており、豊かな自然環境を満喫しながら訪問した方々の誰にとっても道内の歴史・自然を体感することを通じて、新たな知的発見に出会い、癒しとくつろぎを世代を超えたふれあいや語りの場を、おもてなしの精神で提供するとともに道民に愛される博物館であることを大切にしています。
北海道は御存知のとおり、47都道府県のなかでも最大の面積を誇り、これまでの日々を重ねてきました。豊かな自然や風習など道民はもちろん、他府県に居住している方にとっても新たな発見と知的好奇心を刺激するファクターに満ち溢れています。そんな実り豊かな体験を身をもって体感できるのは、こちらを訪問することで出会える大きなメリットです。他移動を訪問する機会があれば、来館しこれまでの人生では遭遇しなかった新発見を通じて、北海道の魅力を大いに堪能することをおすすめできるエリアです。