日本は海に囲まれた国で、世界的にみれば面積も小さい方ですが、それでも北海道から沖縄までの気候は全く異なります。とはいえ近年の温暖化で、北海道の寒い所でも真夏は35度を超える日が以前よりも多くなり、本州とあまり変わらないぐらいの暑い日もあります。

ところが冬の寒さのレベルは格別で、真冬の最低気温は冷凍庫並みでマイナス30度近い場所も出てきます。「濡らしたタオルが一瞬で凍った」とか、「鼻水が垂れてきたらすぐに凍る」などというエピソードはよく聞かれますが、中には吹雪の中で凍死というニュースもあるほど命の危険をも脅かすほどの寒さなのです。
北海度の中でも、札幌 年間 気温は比較的高めですが、それでも12月から3月中頃までの中で特に寒いのが1月下旬ごろですが、その頃の平均気温は最高で3度、最低気温がマイナス12度くらいです。マイナス12度といえば冷凍庫までは行きませんが、冷蔵庫の中にいるような寒さです。このように北海道の寒いエリアと比較すると札幌の寒さのレベルは比較的低い方ですが、最高気温でもマイナス6度以下のことがあったり、1929年にはマイナス28.5度を記録したこともあります。
北海道はこのように冬は氷点下になることが多く雪もたくさん降り、札幌市でも雪が多く、一晩で30センチ以上積もることも多く年間にしてみれば約6メートルの雪が降るといわれています。札幌市は人口180万人を抱える大都市で、世界中でもそれほどの大都市でこれほど多くの雪が降るところは珍しいです。雪が降り続くと道にも雪が積もって車が通れなくなったり渋滞が起こったりして、スーパーなどへの配送も滞ってしまうなど生活に困ることはありますが、それでもたくさん降る雪を生かしてスキー場や雪まつりなどで多くの観光客を集めることもできます。そこで生活している子どもたちはスキーやスケートが得意で、スキーで学校に行く技術を身につけていたり、外が寒い分住宅は二重窓を取り入れたり大きなストーブで室温を高くするなどの工夫がされています。
札幌では明治の初期のころは、かんじきという履物を履いたり馬そりで除雪したりしていましたが、第二次世界大戦後はアメリカ軍のブルドーザを借りて雪かきを士、それが現在の除雪車の始まりです。現在では除雪車のほかにも下水処理場から出る温水やごみ焼却場から出る熱を使って雪を溶かしたり、道路の下に電気や温水を通して雪を溶かすなどの工夫がされているうえ、降雪予測ができるシステムを導入するなどの工夫で人々や車が安全に通れるようにされています。
札幌の年間平均気温と札幌の冬の楽しみ方
札幌に初雪が降るのは11月ごろとされていて、12月にも入れば雪は積もり、3月中旬ごろまでは札幌市内は雪景色と言えるでしょう。12月から2月頃は最高気温は0度を下回り、毎日凍えるような寒い日が続きます。しかしこの時期は北海道の札幌らしさが満喫できるシーズンでもあるため、札幌 年間 気温や札幌の冬の楽しみ方について把握しておくと良いでしょう。
札幌 年間 気温で1番暑い月は8月で、平均の最高気温は25度、最低気温は17度となっています。札幌の年間平均気温は9度ほどです。暖かい季節は6月から9月下旬ごろまでの3ヶ月半ほどで、1日平均の最高気温は20度を超えると言えるでしょう。12月からは寒い季節に突入し、3月下旬ごろまでの3ヶ月半の、1日あたりの平均最高気温は3度未満と言えます。一番寒い1月は平均最低気温はマイナス12度、最高気温はマイナス2度となっています。

このような北海道の寒い札幌の冬の楽しみ方としては、やはり真っ白な雪にまみれた遊びを満喫する事は忘れてはなりません。冬ならではの雪遊びを体験したいところです。札幌市内だけでも思い切る雪で遊べるスポットが多数存在します。スキーやスノーボードができなくても、雪の柔らかさや冷たさに触れることが可能です。特に札幌市街地から車で約30分ほどの場所にあるモエレ沼公園では、そりあそびやスノーシューなどを体験することができます。公園の中央部分にあるモエレ山では、雪が積もるとエキサイティングなそりあそび、スキーなどができるエリアに変貌します。1から3月はガラスのピラミッドの中でそれを貸してくれるため、防寒の備えだけをしっかりすれば、手ぶらでも十分に楽しむことができるでしょう。その他にもさっぽろ羊ヶ丘展望台では、スノーパークと言う雪遊びエリアが登場し、スノー中部なども楽しめます。北海道 寒い季節にも満喫しましょう。