さっぽろスープカレーとは、北海道札幌市発祥のさらさらとしたスープ状になっているカレーのことです。意外にも歴史は古く、元々は1970年代に薬膳カリイ本舗アジャンタの薬膳カリィが始まりといわれています。現代のような形になったのは1990年代に入ってからで、2000年代にブームが巻き起こり、全国で知られるようになりました。それまで日本では小麦粉でルーを作っているどろりとしたものが主流だったため、ブームによりサラサラのカレーに対しての関心が高まったのは事実です。なお、スパイスを多種利用していてさらりとしたさっぱり感があるため、ドロッとしたタイプの脂っこさが苦手という人でも安心して食べることができるようになっています。現在では通常の物よりも食べやすいと人気を博しており、北海道へ行ったら必ず食べるという人も少なくありません。

さらさらしているだけではなく、複数の特徴があるのもポイントです。材料で使用されている野菜や肉は大きく切られており、一見食べづらそうと思う人も少なくありません。しかし、じっくり煮込んであるため柔らかく、食べやすいのも特徴の一つです。北海道得産のジャガイモ・人参・玉ねぎなどを入れているところが圧倒的に多いですが、カボチャやブロッコリー、ナス、オクラなどを入れているところなどもあります。肉は骨付きのチキンを入れているところが圧倒的に多いですが、それ以外にも魚介類を入れているところも多いです。
市内では200店舗位以上のレストランが存在しており、中でも有名なのはマジックスパイスと呼ばれる店だといいます。マジックスパイスは札幌にブームを巻き起こした立役者といわれており、現在では札幌をはじめ東京や大阪にも店舗を広げている有名店です。提供しているカレーの種類は10種類以上存在しており、揚げ春雨が乗っているところや、他の店と異なり材料が細切りになっているところがポイントといえます。ライスはターメリックライスを使用しており、本格的な味を楽しめるのも特徴の一つです。辛さの段階を複数選ぶことができるうえ、辛さの段階の表現が独特なのもユニークなポイントといえます。直接出かけるだけではなく、お土産も販売しているため周りの人に薦めたいと思うならお土産で買って帰るのも良い方法です。
他にも地元の人が愛してやまない店は複数存在しているため、一度ホームページで確認してみませんか。自分と相性のいい店に出会える可能性は高いです。