札幌市の観光名所であるさっぽろテレビ塔は、札幌の中心部を南北に分ける大通公園にそびえ立っています。そんな誰もが知る街のシンボルのような札幌テレビ塔は1956年に完成しています。半世紀以上にわたって札幌の発展を見届けるランドマーク的存在となりました。360°の札幌を満喫できる展望台もあり、地上約90mの高さからは、季節ごとに表情を変える大通公園の美しい風景やイベントの様子が楽しめます。天気が良ければ、日本海や石狩平野も見渡せます。

特に冬は雪まつりが開催され、大通公園のホワイトイルミネーションを存分に楽しむことができます。1日1組限定ではありますが「展望台貸切りプラン」もあり、営業時間終了後に展望台を30分間貸し切ることも可能です。日本新三大夜景に認定された札幌の街灯りは、告白・プロポーズ・記念日の思い出づくりに最適なシチュエーションとなっています。サービスも、「ボトルワインハーフサイズプレゼント」「テレビ塔イルミネーション特別ライトアップ」「1階ディスプレイへのメッセージ表示」など、ロマンティックな内容で充実しています。
そして毎年夏場には、「札幌テレビ塔 ビアガーデン」が開店します。大通公園で豪快に焼きあげるジンギスカンを食べながら、北海道限定サッポロクラシックを飲むのは至福のひと時です。ただし13年間続いた「札幌テレビ塔 ビアガーデン」は、2022年をもって営業を終了しています。また、2013年の塗装塗り替え工事のときに誕生した「怖窓(こわそう)」も新しいスポットです。もともとあった南東側のガラスを、足元から天井まで広がる大きな1枚ガラスに変更しているので、真下の景色と外側に傾いた窓の傾斜でスリル満点のスポットといえます。親しみやすいようにネーミングにもダジャレを用いており、見える景色も抜群にパワーアップしています。
さらに2002年には、さっぽろテレビ塔の非公式キャラクターとして「テレビ父さん」が登場します。腹部に緑色のハラマキをしている全身赤色のキャラクターは大人気で、スーベニアショップにはマグカップやぬいぐるみなどのグッズが販売されています。しかも展望ラウンジの「テレビ父さん神社」は、札幌で一番高い場所にある神社としてファンの聖地になりました。他にも地下1階は「さっぽろ地下街オーロラタウン」と接続しており、「テレ地下グルメコート」という飲食店街として営業しています。このようにグルメを堪能できる点も、さっぽろテレビ塔の特徴の一つであるといえます。